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プライベートで一人ぶらりと大阪府外に出る事は滅多にない!カミさんと盛り上がってしまえば「中華食べたいなぁ!」と言っては香港に出かけるし「こないだ見たシルク・ド・ソレイユ面白かったなぁ!」と言ってはラス・ベガスに出かけてみたりはするのだが私一人で列車の切符を取ってぶらりと出かける事はまずない!きっと脚本家以外の私の職業は「さみしがり屋」なのだろう!

そんな私が自分で切符を取って自分でホテルを予約して一昨日、名古屋に行って来た!いつもは会社が用意してくれる切符を受け取りタクシーで新大阪に向かいのうのうと新幹線に乗れば駅にはお迎えが待っているようなそんな移動しかしない私にとって近鉄特急アーバンライナーなどに乗り地下鉄を乗り継いでポケットからお金を出してホテルにチェックインするなどどきどきな世界だ!

名古屋に向かった理由はとある一本の演劇を鑑賞するためだった!名古屋には「とおやま優子」という女優がおり彼女は私が開催したワークショップ「Royal Plant」を東京で受講した生徒でもある!「新しい物が少ない今の名古屋の演劇界ならば ムーブメントを発生させるのはたやすい事だ!」という私の酔った勢いの挑発に乗りとおやま優子は「Plant Seed Project」通称「PSP」を発足させた!私は「生産工場」の意で名付けた「Royal Plant」だったが彼女はそれを「植物栽培」にすりかえたようだ!その時点でなかなか賢い奴だ!

そんな彼女が『北東海信用金庫』という作品を上演すると言う!この作品は実は私が13年前(1996年)に『北大阪信用金庫』というタイトルで脚本・演出した作品の”中京版アレンジ”である!オリジナル版では当時まだ「あの役者さんは不愉快です!」とアンケートに書かれていた「福田転球」やMOPの「三上市朗」も圧倒的なパワーで出演していた!この作品で「三上市朗」が演じた「自分とカーク艦長(『スター・トレック』)の区別がつかない男」”木村”は大ヒットし翌年のG2 Produce作品『12人の入りたい奴ら』にも登場!それを見た映画監督・本広克行氏は彼の代表的TVシリーズ『踊る大捜査線』にこの”木村”を同じ衣装と同じ演技で準レギュラーとして登場させしばしば湾岸署の警官が駐車違反で彼を尋問していた!

『ダブリンの鐘つきカビ人間』を遊気舎引退作品として発表しフリーの脚本家となった私が勢いで同年にこなしたのがこの『北大阪信用金庫』だった!私はそんな勢いついでに翌1997年には単身博多に身を投じ福岡の俳優をオーディションにかけ彼らの協力の下脚本を博多弁に変換し登場する地名等を九州地区の地名に換えた上で『北大阪信用金庫』を『博多駅前信用金庫』としてリメイク発表した!怪人”木村”を演じた「大塚ムネト」はいまや特に説明が必要もないローカル・スタープレイヤーとなりその姿は『ポンキッキーズ』でまで見られるようになった!

3年後の2000年!既に吉本興業にマネージメントを預けていた私に実におかしな依頼があった!「限界を感じて引退を考えている一人の若手芸人が 最後の望みとして 後藤ひろひと演出の舞台に立ちたがっている!」なんだか面白そうなので引き受ける事にし新作を書くほどの事でもなかろうとこの『北大阪信用金庫』を演目に選んだ!そしてその芸人には”木村”を演じさせてみる事にした!死刑執行人の心構えで引き受けたその仕事だったがその受刑者は今もなお生き続け実業家「焼き肉たむらのオーナー」として知られている!

翌2001年!戦隊ヒーロー物のニュースター達が演劇公演を打ちたいと言って来たのに対して私はまたしてもこの『北大阪信用金庫』を提案した!しかし私自身にどうしても時間が無かったため当時Piperに加入したばかりの新入りに演出を預ける事にした!「山内圭哉」の攻撃的な演出と馬鹿演技に私は思わず歓声を挙げたものだ!

「永遠の名作」などとは到底呼ぶ事のできないこの『北大阪信用金庫』だが土地を変え言葉を変え人を変えまるで落語のように変化し演じ続けられている!微妙なニュアンスの多い私の脚本の中で唯一とんでもなく単純で「ちから技」が通用する作品である事がやりやすい最も大きな理由なのだろう!

この作品が上演されるのは私が知る限り実に8年ぶりだが名古屋のちょいとイカれた俳優達が名古屋弁で演じるのを鑑賞しまだまだ楽しめる作品だと実感した!「おいおいしっかり元気じゃねぇか名古屋め!」というパワーを感じる事ができた!「大絶賛」にはほど遠い舞台ではあったが名古屋演劇界の様々な可能性を見ると同時に「馬鹿はどこの土地でも馬鹿」という哲学をも感じた!本日3月1日が千秋楽のようなので中京地区に住む興味のある方は是非行ってみるといい!

しかし私の野望は名古屋だけでは終わらない!このどうしようもない馬鹿作品が今後も全国各地でそれぞれの方言に訳され上演される事が最大の望みである!『大王集 ver.2』以降のどこかに是非とも収録したい作品だ!ちなみにこの作品は「ローカル性」が重要なため”東京”での上演には向いていない!ゆえに東京バージョンの上演許可を出す気はない!しかし都民の8割が「そんな市町村は存在しない!」と言い張る「羽村市」にだけ特例を与えたいと思う!

「西東京市」を知らなかった私に板尾創路係長はそっと教えてくれた!「夜中12時過ぎたら現れる市やねん」!ロマンチストだわ係長ったら!

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