ガザから出る／嫌な予感

スポンサードリンク


　志葉です。ご心配おかけしましたがガザを出て、今、エジプト・カイロ某所に滞在中です。つい先日もガザ南部ラファで空爆がありましたが、停戦が続くかどうかが、本当に心配です。イスラエルのリブニ外相は「ハマスらの攻撃が続くなら、もう一度戦争をする必要がある」などと発言しています（手前らのやりたい放題は棚に上げておいて）。 　嫌な予感がするのは、在エジプト日本大使館からの電話のせいもあるかもしれません。「エジプト当局が6日までにガザから出ないと、脱出できなくなる恐れがあると言ってきました」との電話をもらいました。元々、帰国が6日なので、嫌でもガザを出ないといけないのですが、6日以降何があるか、非常に気になります。エジプト当局は非常に気まぐれなので、今回も単なる気まぐれだといいのですが。 　今回、泊まれるホテルがなく、ガザ住民のご家族のところへホームステイさせてもらいました。エジプトへの出発の日、その家のお母さんは「またいつでも来ていいのよ。あなたは家族みたいなものだから」と涙をこぼし、三女のファティマ（仮名）も「ここに残ればいいのに…」と言ってくれました。この間、イスラエル軍の攻撃で殺されたのは、多くが彼らの様な普通の家族です。当たり前のことですが、彼らの様な罪の無い人々を殺す権利は、誰にもありません。ブッシュ政権からの「対テロ戦争」の中で、その当たり前のことが、あまりにも踏みにじられ続けてきた気がします。 　私は日本に戻りますが、ガザの人々の生活は何も変わりません。むしろ、また無差別虐殺が始まる恐れもあります。せめて、日本で私が現地で見たことを少しでも多くの人々に伝えたいと思います。 　画像は、壊滅的な被害を受けたガザ市北東部アブデラボ地区で。

箱根温泉の予約なら

楽ワード