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現役医師が書いたミステリー小説の映画化ということだけあって、医療現場の最前線にいた者にしか分からない緊迫感のある作品でした。医療ミスという社会問題をテーマにしておきながら、完全なる密室ミステリー要素で見せてくれる巧さは素晴らしかったのですが、ただ途中に含まれるコメディタッチなシーンは本当にジャマだと思いました。
前半から術死の原因を探るという名目のもと、心臓を一度止めて拡張型心筋症の手術をするという専門チーム7名の人となりをカンタンに紹介するくだりが軽快で、素晴らしかったです。特に全員を動物に例えるというのは面白いですし、巧いと思いました。あれで情報が少ないなか、人物像がごちゃ混ぜになることはなかったですし、何よりもこれもまた観客をフェイクする一因になっているんですから。
というのも人のイメージって周りから見れば、それはいろいろあるもの。この映画でも聴取を受ける7人がそれぞれ誰かのことを悪く言ったり、良く言ったりすることで人間関係がややこしく見えそうなんですが、実はよくよく考えてみると観客は聞き手にしか廻っていない田口先生というフィルターを通じてでしか、このチーム・バチスタの7人を見ていないんですよね。
ですから厚生労働省からやってきた破天荒な白鳥さんがわざと相手に気を遣わない方法で相手の本音を引き出そうとすることで、次々と7人の新たな一面や予想外の面が見えてきて、より面白く見えてくるんです。
もちろんその前に訳ありの黒人の子供の手術を見せることによって、手術のどこに問題があるのか、誰が原因となっているのかというミスリーディングも素晴らしいです。
あれで一度は犯人が桐生先生と鳴海先生だけだと思いましたから。
でも真犯人が分かることで本当の問題は真犯人を生み出したシステムにあるということも暗示していたところも巧さを感じましたよ。声高に言うのではなく、全体を見てくださいと言わんばかりの原作の構成力の巧さには感服しました。
ただやっぱりあのソフトボールのくだりなどコメディタッチの部分はいらないです。
また白鳥さんがソバをおかずにうどんを食べている変人だとか、録画された手術映像を見ながら食事が出来るとか、そういうところも面白いのですが、どうも同じ阿部寛さんだからでしょうか、白鳥さんが『トリック』の上田教授や『バブルへGO!タイムマシンはドラム式』の下川路さんとダブって見えてくるんですよね。上田教授のように頭がキレ、財務省の役人だった下川路さんが厚生労働省に変わっただけに感じてしまったのはちょっと残念でした。
さてこれで今週末から公開予定の『ジェネラル・ルージュの凱旋』はどないしましょう?
『クライマーズ・ハイ』で怪演を見せた堺雅人さんが出演しているだけに興味はあるのですが、『L change the world』以来何かと悪役ばかり演じても「ホテル」の赤川さんのイメージが拭えない高嶋政伸さんも出演されてますからね〜。
真犯人が配役から予想できるようなことにはならなければいいのですが。
深夜らじお@の映画館は病院は好きではありませんが、ナースのお姉さんは大好きです。
箱根温泉の予約なら
現役医師が書いたミステリー小説の映画化ということだけあって、医療現場の最前線にいた者にしか分からない緊迫感のある作品でした。医療ミスという社会問題をテーマにしておきながら、完全なる密室ミステリー要素で見せてくれる巧さは素晴らしかったのですが、ただ途中に含まれるコメディタッチなシーンは本当にジャマだと思いました。
前半から術死の原因を探るという名目のもと、心臓を一度止めて拡張型心筋症の手術をするという専門チーム7名の人となりをカンタンに紹介するくだりが軽快で、素晴らしかったです。特に全員を動物に例えるというのは面白いですし、巧いと思いました。あれで情報が少ないなか、人物像がごちゃ混ぜになることはなかったですし、何よりもこれもまた観客をフェイクする一因になっているんですから。
というのも人のイメージって周りから見れば、それはいろいろあるもの。この映画でも聴取を受ける7人がそれぞれ誰かのことを悪く言ったり、良く言ったりすることで人間関係がややこしく見えそうなんですが、実はよくよく考えてみると観客は聞き手にしか廻っていない田口先生というフィルターを通じてでしか、このチーム・バチスタの7人を見ていないんですよね。
ですから厚生労働省からやってきた破天荒な白鳥さんがわざと相手に気を遣わない方法で相手の本音を引き出そうとすることで、次々と7人の新たな一面や予想外の面が見えてきて、より面白く見えてくるんです。
もちろんその前に訳ありの黒人の子供の手術を見せることによって、手術のどこに問題があるのか、誰が原因となっているのかというミスリーディングも素晴らしいです。
あれで一度は犯人が桐生先生と鳴海先生だけだと思いましたから。
でも真犯人が分かることで本当の問題は真犯人を生み出したシステムにあるということも暗示していたところも巧さを感じましたよ。声高に言うのではなく、全体を見てくださいと言わんばかりの原作の構成力の巧さには感服しました。
ただやっぱりあのソフトボールのくだりなどコメディタッチの部分はいらないです。
また白鳥さんがソバをおかずにうどんを食べている変人だとか、録画された手術映像を見ながら食事が出来るとか、そういうところも面白いのですが、どうも同じ阿部寛さんだからでしょうか、白鳥さんが『トリック』の上田教授や『バブルへGO!タイムマシンはドラム式』の下川路さんとダブって見えてくるんですよね。上田教授のように頭がキレ、財務省の役人だった下川路さんが厚生労働省に変わっただけに感じてしまったのはちょっと残念でした。
さてこれで今週末から公開予定の『ジェネラル・ルージュの凱旋』はどないしましょう?
『クライマーズ・ハイ』で怪演を見せた堺雅人さんが出演しているだけに興味はあるのですが、『L change the world』以来何かと悪役ばかり演じても「ホテル」の赤川さんのイメージが拭えない高嶋政伸さんも出演されてますからね〜。
真犯人が配役から予想できるようなことにはならなければいいのですが。
深夜らじお@の映画館は病院は好きではありませんが、ナースのお姉さんは大好きです。
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