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2008年10月にアメリカ大手証券会社「リーマン・ブラザーズ」が破たんし、世界に経済は減速した。日本も例外なくその影響を受け、日経平均株価も一時7000円台を割り込むという事態になった。雇用状況も「派遣切り」や「内定取り消し」などが相次ぎ、世界的に経済は不安定に陥っている。政治もまた「定額給付金」や「解散」、あまり関心がないのだが「かんぽの宿」のことについて紛糾している、というよりも足踏み状態というべきか。本書は評論家の竹村健一氏が日本の変化について予測している。1章「新しい世界と日本のダイナミズムを感知せよ!」ここでは「アメリカ後」の世界をはじめ、温暖化や国際関係、そして今年の5月から始まる裁判員制度について言及している。ここでは裁判員制度以外はさらりとした内容であった。裁判員制度については以前アメリカの「陪審員制度」と合わせて考察をしたものを書評したが、今回はそれだけではなくドイツの「参審員制度」も比較の対象に入っている。構成は陪審員制度と似ているが、それとはっきり違う点は「陪審員制度」は全員一致が原則であるが、「参審員制度」は多数決である。日本の裁判員制度はというと、理念はアメリカの陪審員制度であるが、実際は参審員制度と似ている。似ているというのは多数判決ではあるが、仮に裁判員全員が有罪判決を出して、裁判官全員が無罪判決を出す。数的には裁判員が6人、裁判官が3人なので有罪の判決が出るが、この裁判員制度は裁判官の意見が多い方を尊重するためこの時のケースは「無罪」となる。日本の裁判員制度は前述の「陪審員制度」と「参審員制度」の良いところをとっているという記述があったが、課題が山積している以上いいところばかりではなく悪いところも同じようにとっているのではないかとも考えられる。2章「資源貧国・日本の生き残りの道が見えてきた!」農業とエネルギーに関しての資源貧国である日本はどのような活路を見出すべきかについて書かれている。日本の食料自給率は40%(カロリーベース)であり、石油や天然ガスなどの資源があまりとれないということで「資源貧国」と呼ばれている。では「資源大国」とまではいかなくても「資源貧国」からの脱却を行う必要がある。しかし、日本は中国と違い安全性が高く、資源もレアメタルなどが採掘されることを考えるとまだまだ捨てたものではない。3章「金融大転換の先に見えてきた、全く新しいトレンド」埋蔵金や税制についてである。それほど印象的な所がなかったのでここは割愛する。4章「塗り替えられた世界勢力地図と日本の立ち位置」好景気の後には原油高の高騰により中国が急激に経済成長し、ロシアや中東などでは天然資源を駆使して荒稼ぎしてきた。だが最近は減速しているため鳴りを潜めている、むしろ損失している国もあるのでざまあみろと言ったところである。5章「立ち直る日本に、いま必要な人・もの・発想」経済が減速しているときにこそ日本が立ち直る必要がある。では立ち直るためにはどうするか、人・モノ・発想の観点で提案している。印象に残ったものを2つ取り上げる。「税金ゼロ国家構想(p.148より)」税金によってまかなわれているという概念を捨てろということである。埋蔵金がどれだけあるか、そして税金がなくなればどのようにして財源を持ってくるのかということも考えなくてはいけない。だが既得権益を守りたい輩もいるので難しい。「大工技術(p.169より)」こんな一文を発見した。「日本の家は奇麗で、機能的に素晴らしい。どうして、こんな素晴らしい家を捨てて、洋風にしてしまうのか(p.170より)」洋風化は明治維新後に勧められたが、これはホテルなどの施設のことである。だが庶民単位で洋風化になったのは戦後になってからである。確かではないのだが米兵たちがその家を見たときに日本の建築手法や技術を全否定した話を聞いたことがある。それを真に受けたことによって洋風化になってしまったのではないかと思う。日本の家屋というのは機能的であったとすると、先日のセミナーのファンクションを用いることもできる。日本は過去には機能的に考えていた時代があった。6章「あなたの24時間がここまで変わりだす!」これからは学ぶ、運動する、如何なく発想の幅を広げる、そして行動する。不況だからでこそ、自分のために投資をする。それがカギである。竹村氏は多くの著書を生み出しているが私自身それほど読んだことなく、本書がまだ2冊目である。だが竹村氏の主張というのは「ユニーク」の一言に尽きる(「正論」かそうでないかは置いといて)。最終章でも書いたことだが世界恐慌で混沌化している時代はどうも下を向きがちになる。その時代だからでこそ臥薪嘗胆である。学び、働き、とにもかくにも行動を起こす。そのことが不況を吹き飛ばす重要なカギとなるであろう。

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