とある魔術の禁書目録 第15話「御使堕し(エンゼルフォール)」

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アクセラレータとの戦いの余韻も冷めぬまま突然の水着回かと思えば、実は新章に突入したらしい「とある魔術の禁書目録」第15話。2クールあるのだから、1話分を丸々水着サービスで通しても良いのに、最後には設定解説を入れてしまう堅物の制作スタッフたち。ほとぼりを冷ます理由は良くわからぬが、当麻は小萌先生の勧めのままに寂れた温泉リゾートへ。インデックス久々の出番だが、どうやら水着シーンと露天風呂シーンのマスコット的存在のサブキャラに過ぎなかった。しかし、御坂美琴のタンクトップ姿と共に、平面胸部少女愛好家向けのサービスにはなっている。外見と中身のシャッフル怪現象。当麻と父、神裂に土門は影響を受けていないようだ。クラスメイトの土門も神裂たちと同じネセサリウスの魔術師と種明かし。解説によれば天使を地に堕とし、人を神の領域に上げるのが「御使堕し（エンゼルフォール）」だと。その歪みの中心が当麻だと。不幸体質のキャラ設定・主人公補正過剰ではあるが、彼にまといつく事件の数々。女の子ハーレムでもあるけれど、事件ハーレムで物語を回して行く。悪い構成ではないが中途半端な感じ。慎みや節操を忘れて、もっと弾けてからシリアスに振ればよいのに、勢いが足りない。バトルシーンではあれほどタメを作るのに、事件の導入部にタメがなく、薄味な印象だ。当麻の記憶喪失や上条家のエピソードも絡めながら、エンゼルフォールの解決に当たる展開になるのだろうか。

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