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私がなぜそれまでのアメリカでの仕事を辞めて、フランスでお菓子留学をしたかと言うと、アメリカにはおいしいお菓子屋さんがなかったから。砂糖を食べているかのような錯覚を起こすまずいケーキやクッキー、それも着色料がたっぷりのものばかりに辟易していて、自分でお菓子の店を開こう、日本のようにおいしいケーキ屋さんを開きたいっていうのが目的だった。コルドンで9ヶ月、そして2つのホテルでの研修が7ヶ月半、エコール・ル・ノートルで吹き飴(シュクル・スフレ)のプロコースを取って、2000年の3月いっぱいでパリを後にすることにしていた。それが5月まで伸びてアメリカに戻り、私はあるリゾート地の一流ホテルでパティシエとして働き始めた。2000年のパリ。バレンタインも過ぎると、ホテルもイベントが少なくなって、日常の作業に戻って行った。大きなケーキを作ることをスーシェフのフランクがさせてくれたり、相変わらずOさんのいじめを巧妙に避けながら、彼とはなるべく仕事をしないようにフランクやレジス、そしてセバスチャンやカミーユにくっつかって仕事をしていた。そして1ヶ月半後に去ることになっていた私の代わりにコルドンからNちゃんが研修生として1月の終わりから入って来ていた。彼女とは初対面だったけれど、すぐに仲良くなって、土日はつるんで遊んだりもした。彼女は昼間のシフトで働くことが多かったけれど、希望して夜のシフトで週2回ぐらい一緒に働けることになった。いろんな研修の仕事の中で、2つ星のレストランのためにアシエット・デセールを作ることも、私の仕事のひとつだった。大概は何かをオーブンで温めたり作ったり、フルーツをガス台でフランべすることやアイスクリームをクネル型に作ることぐらいしかさせてもらえなかったけれど、シェフがいないときには、みんな私にも盛り付けをさせてくれた。このアシエットを作るためにエレベーターでデザート皿を送る作業台とガス台、そしてオーブンは離れた所にあるので、走りまわることになる。アシエット・デセールは素早く、それも熱いものは熱く、冷たいものは溶けないように出さなくてはいけないからだ。それも注文が来たらお客様を待たせてはいけない。レストランは上にあるけれど、厨房もパティスリー室も地下にあるから、すべてエレベーターで運ばれることになる。パティスリー室の床はときどきジャベル(漂白剤)で磨いてあるので滑ることがある。何度熱いフライパンや天板を持って走って、危うく滑りそうになったことか。そのたびにいろんなところにぶつけて、足は青あざが絶えなかった。今でも、先輩たちのVite, Vite, Vite!!!(速く、速く、速く!)っていう言葉が耳に残ってる。この天板なんて業務用だから60x40cmもあって重たい。もうアドレナリンが体内を駆け抜け、遅いと叱られ、手際が悪いとまた叱られ、きれいに出来なくてやり直しだと、皿をもぎ取られる。短い時間にいかに最高のものを組み立てて、美しく出すことが要求されるから、のんびりなんてしてられないで急かされる。普段は優しいシェフの顔つきが変わって、ものすごく真剣な顔でまさしく勝負、という感じの手さばきで仕事をするのをボっ〜と感心して見ていて、これまた叱れれて...このデザートの時間が過ぎると、嵐のような状態の作業台や、ガス台の周りの掃除になる。そして、翌日のミー・ザン・プラス(この場合、デコのパーツや、ソースや、アイスクリームやソルべなどを作ること)の準備もする。私はアイスクリームやソルべをマシーンで作ることが好きだった。これはソー(バケツのような大きな入れ物)に入れて残ったものは、味見ができたのだ。やはりホテルメイドのアイスクリームやソルべ、チョコレートはすべて超一流の材料を使っているので、最高においしい!仕事も慣れると、今度はNちゃんと一緒にキュージニエたちのグループにパーティーに誘われたりするようにもなった。たまにはガラス越しに厨房からディナーサービスの戦闘状態に入る前のリラックスした時間帯に、キュージニエたちが私たちに話しかけて来るようにもなっていた。それを叱るレジスを引きこんで、一緒に話を振ったり。キュージニエたちは料理に使うハーブを使い、お湯も素晴らしい銅製の鍋で沸かしてハーブティーを私たちに作り、デリバリーもしてくれた。ついでに好みのハーブも聞いてくれたのだ。私のハーブ使いやいろんな味を組み合わせることはフランスでの修行時代に培ったものだけれど、ここでこうやってお茶を作ってくれたキュージニエたちのおかげでもあるかもしれない。パティスリー室では、セバスチャンが私たちと同じスタジェールのセシルと仲良くなって付き合い始めていた。この2人を私のアパートに招待したときに、いずれは2人でセバスチャンの故郷のトゥールーズに戻って、お菓子屋さんを開きたいという話になっていたので、ビックリ!NちゃんはキュージニエのL君と仲良くなっていて、みんなのまわりはハートだらけ。さすがにバレンタインの月だな、って思ったぐらいに私のまわりではハートが飛び交ってた。私はバレンタイン後のキュージニエのパーティーでpaniヴァンとちょっと話して終わり。お互いに共通の言語も趣味もなかったのだ。それなのにある日、またエレベーターでばったりと会って2人だけになったときに「今夜、飲みに行かないか?」ってまた誘われたのが最初だった。その時の私はOuiとも言わなかったと思うのに、なんとパティシエたちが仕事を終えて出た11時半にpaniヴァンが外で待っていたのが今の私たちになっている。(最初にここのカフェバーに連れて行かれた)その年の5月にアメリカに戻ってパティシエとして働き始めて、1年もしないうちにまたフランスに結婚のために戻ることになった。それから...いつの間にか、お菓子作りが間遠になり、違うことに熱中してまたお菓子作りに目覚めた2007年の11月。最初は全然やる気がなかった。私はなんだかもらいものの天才らしくて、欲しいとも言わないのに、友達や知り合いが自分にその時に必要なものをプレゼントしてくれることが多々ある。それが餓えているときの食べ物だったり(これ、ほんと!)、励ましの言葉だったり、あるいはその時は、オーブンだった。 いつものパターンで、太っ腹の友人が私のまわりにいて、「帰国するからオーブンもらってくれない?こっちのコストコで買ったものだから、いいものではないけれど」って言って、オーブンや他、製菓道具と材料をすべて無料でくれたのが始まり。機会はいつも向こうからやって来る。ただそれに気付かないといけないのかもしれない。そのオーブンも1年ももたないうちに、マカロンを作ってた時にドアが壊れて針金のハンガーをばらしたもので留めながら使っていたけれど、去年の9月の終わりにそのお役目も終わらせた。それまでこのブログを支えてくれた親友だった。写真を見るとお菓子の出来(焼き具合)の違いが分かる。やはり小さなオーブントースターのようなオーブンには限りがあったから。でも、立派にマカロンも焼いてくれたし、とっても素敵なオーブンだった。今?もうパティシエではないけれど、今、ちょっとまた夢が出て来た。これからその課題に向けて少しずつ自分で独学で学んでいけたらうれしいと思ってる。スランプの私を励ましてくれたここに来てくださる皆さんの優しい言葉と思いやりの励ましとサポート、そして、わざわざアメリカから電話してくれて私のこれからの進路を3時間半にもわたって聞いてくれた友に深く感謝☆ また日本にはMちゃんというお互いに切磋琢磨できる友がいるのが心の励み。向こうはそうは思ってないかもだけれど... これからも、どうぞChez Panipopo♪をよろしくお願いしますね。 ランキングに参加しています。3回の 応援クリックしてってね。みなさんの応援とコメントで、とっても励みになるpanipopoのサポートをよろしくお願いします☆ ぺこり。  ← 一進一退...苦戦中。 よろしくお願いします☆ ← こちらも上げてくださいね! ←こちらもいつもありがとう!    ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 今日の作ってくれましたレポートは勝手ながら記事が長いので、お休みします。その代り、『エミリオカフェ』のエミリオちゃんのレシピで野菜のピクルスを作った!これはとってもおいしかった☆ ひとりで一気に半分食べちゃいました。 もうすぐ100万Hitになります。明日かな?それとも今晩遅くかもしれないのですが、100万HIT企画をしてます。もうこうやって偶然来てくださった方も含めて、ひっそりと内輪だけですが...999,999と1,000,001の前後賞ともちろん1,000,000のキリバンをHITした方は、証拠付き(その画面の写真でも)でpanipopoまでお知らせくださいね。 プライズは、私のお菓子セットと韓国グッズです☆ よろしくお願いします。

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