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■加山又造展など 10:24

土曜日、7時に起きて掃除洗濯朝飯にはミューズリー。長めに牛乳に浸してみたけれど、なんだかぼそぼそしていることに、あまり変わりはなし。

それにしても、気持ち悪いくらい暖かい。昼過ぎに出掛けて、馬車道のサモアールで昼飯、オムライス。シーフードのにしたけれど、ここのオムライスは、ほうれん草のが一番美味いかな。関内から電車で、横浜恵比寿乗り換え六本木、国立新美術館。

加山又造展を見る。加山又造は国立近代美術館でかつて見た『春秋波濤』が衝撃的で、かつての日本の絵画のエッセンスが昇華された大胆なデザインや色彩が好きなのだけれど、あまりいろいろ見たことがなかった。。今回、生涯の作品を横断的に見ることが出来て嬉しい。

初期の動物の絵、大胆な屏風絵、1982年の夜桜、水墨画の波濤、入口の大作の雪月花と、いろいろな要素を取り込みながら素晴らしい昇華がなされた、ちょっと怖いくらいの迫力のある絵の数々に圧倒されたのだけれど、この方のビークはその夜桜くらいまでなのたろうか。

ちょうど、光美術館所蔵でめったにお目にかかれないらしい、1982年の夜桜のとなりに、だいぶあとに書かれた別の夜桜があるのだけれど。かがり火を配した構図の前の夜桜にくらべ、最近のは綺麗だけど凡庸なのだなあ。

そのほか、概ね、1985年くらいを境にこっちの作品は感銘を受けるものがなかった。まあ平山先生にくらべれ…いやまあなんでもないです。いずれにしても、素晴らしい作品の数々で十分お釣りがくる、良い展覧会だと思います。

同じ場所で開催中の、文化庁メディア芸術祭は、あんまり行列していたのでパス。東京ミッドタウンの富士フィルムのギャラリーでディズニーの写真展など眺めたり、良い陽気に誘われて庭をぶらぶらしたり。

その後、原宿方面に移動して、あちこち覗く。表参道ヒルズは、空き店舗が10軒ぐらいあり、大丈夫なのだろうか。糖朝で晩飯兼お茶。マンゴープリン美味いのう。お粥と焼売も美味い。

横浜に戻り、有隣堂で本を物色、野武士のグルメを購入。横浜の街ってのはこんなところだ!みたいなムック様の本があり手に取るが、チャクウィキの内容を適当にまとめました、みたいな非常にやる気も志もない本で、ろくろく調べもせずに書いているのがよくわかる。これで1300円とは恐れ入る。きょうび、ブログのほうがまだ内容があるぞ。

何故か駅構内で土下座したまま微動だにしないおじさん、缶ビール片手にどこか宙の一点を見つめたまま微動だにしないおじさんなどを横目にみつつ帰宅。

夜、久しぶりに、伊勢佐木町の歓楽街にある温泉銭湯へ。きょうも背中に立派なお絵描きのあるお兄さんが大勢。馬鹿にお湯が熱く、46度近くありそうだけれど、うめるを能わず。

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