敵国降伏―攘夷を祈って東アジアの平和を守れ

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大阪で一月三十一日に行われた「台湾研究フォーラム関西」主催の映画上映会と、「日本李登輝友の会」大阪支部の設立準備説明会、そして翌二月一日に京都で行われた「日本と台湾の未来を考える会」（本部・大阪）による台湾正名街頭署名活動に参加するため、関西へ出かけた。大阪における日台交流活動や台湾支持の運動に取り組む人々にはとても熱気があり、現在その輪は拡大の方向にある。やがては我々関東の人々と提携し、その輪を全国に広げることができたら素晴らしいことだ。そうした中、大阪から京都へ移動する一日の午前中は時間が空いていたので、一緒にいた「友の会」の白崎一衛・福井県支部長と相談し、京都の石清水八幡宮を参拝することとなった。それと言うのも、幕末史上において名高い、かの文久三年（一八六三）における孝明天皇の攘夷御祈願の行幸を想起申し上げたからである。このお宮の淵源は、平安時代の八五九年、僧行基が豊前の宇佐八幡宮で蒙った「吾、王城近き石清水男山の峯に移座して国家を鎮護せん」との御託宣にある。行基はそれによってその御神霊を王城（京都）の裏鬼門の方角（南西）にある男山に奉安し、同年、清和天皇の勅命が下って創建されたのだ。以来、国家鎮護の神として御歴代の崇敬も厚く、元寇の国難の折には、亀山上皇の二度にわたる敵国降伏御祈願の行幸もあった。江戸時代の岩清水八幡宮境内図今日では日台の提携が増大する中国の脅威の前での国難打開の道となっている。そこで我々も攘夷祈るべし、と考えたのだ。そこで前夜、大阪からの交通経路を調べた。ところが観光ガイドにあたったり、ホテルの人などに尋ねたりしたのだが、なかなかわからない。占領軍の神道指令（神道弾圧命令）が下るまでは官幣大社だったこともあり、関西では誰でも知っているものと思っていたが、そうでもないらしい。「国家鎮護」の神様も、戦後の「国家」否定の風潮の中、忘れ去られたと言うことか。当日は大阪から京阪鉄道に乗り、男山の麓にある八幡市駅に降り立った。山全体が神域である。ケーブルカーで途中まで上り、そこから空気の澄んだ参道を幾ばくか進んだところで境内に入った。石清水八幡宮本殿八幡造りの美しい本殿は、徳川家光が一六三九年に造営したもの。ご祭神は応神天皇、比?大神、神功皇后。拝殿に額づき終えて、山を下った。その後、再び電車に乗って何駅目かで降り、さらに桓武天皇御陵、明治天皇御陵、そして御陵の側に鎮まる乃木神社（忠臣乃木希典大将を祀る）を巡拝。勇壮なる国史を回想しつつ、清清しくも力強い気持ちを以って、午後からの活動現場である京都駅前に向かったのだった。明治天皇の伏見桃山御陵神に誓い、神に御加護を祈る。これこそが戦いに臨む日本人の古来の清らな慣わしであり、そして勇気の源泉であり（難解な「宗教」ではなく、自然な「慣わし」であるところが高尚だ）、そのようにして我が国は守られてきたはずだ。もしこれを笑う者がいれば、それは「日本否定」「物質中心主義」を旨とする戦後教育の影響に、大なり小なり染まってしまった犠牲者である可能性が高い。なお歴史・文化の観点から言えば「攘夷」（夷狄を攘う）とは、中国では「周辺諸民族を野蛮な禽獣、半人半獣と看做し、殺すべくして殺すこと」と言ったところか。思い上がりの排外思想と言える。他方、我が国では「静謐、清浄なる国土を汚そうとする悪しき侵略者を撃退すること」との平和防衛思想に基いたものと言えそうだ。このような比較だけで、両国の本質的な違いは十分に説明できるようにも思う。東アジアに仇なす現代の夷狄の所在は明らかだ。国民は攘夷を祈り、努め行おう。********************************************* 　↑　　↑ よろしければクリックをお願いします。 運動を拡大したいので。【お知らせ】 「台湾は日本の生命線！」メルマガ版を創刊反中華覇権主義運動の一助たらんとさまざまな関連情報を配信しておりますので、同志同憂のご登録ならびにご指導をお願い申し上げます。登録先・バックナンバー　http://www.melma.com/backnumber_174014/http://tw.youtube.com/watch?v=xbfw0z7XWww

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