[yatabe] 12日夜／ベルリン

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今日も曇り。たまに小雪がちらつく感じ。どんよりとした暗い空は、僕がヨーロッパの冬に抱くイメージそのままなので、これはこれでいいかな。青空は嬉しいけど、なんとなくウソっぽい感じ。

さて、映画祭もいよいよ終盤。マーケットは事実上今日で終わりで、ビジネス系の人はどんどん帰り始めている。プレス系の人はまだまだ最後までいるのかな。

今日の1本目はスペインのコンペ作品だったのだけど、連日の平均睡眠時間4〜5時間が響いてきたのか、かなり寝てしまった･･･。朝イチは頭すっきりで映画にも集中できていたはずなのに、無念。

ところで突然ですが、僕は「Renée Zellwegerは断じて『レニー』ではなく『ルネー』であると主張する会」の会長なのですが（会員募集中）、そもそもどうしてレニーになってしまったのでしょうね。一度定着してしまった呼び方を変えるのは面倒だというのは分かるのですけど、それにしてもなあ。

というわけで、2本目はそのルネー・ゼルヴィガー主演のコンペ作品で『My one and only』（原題）。ルネーの演技（と役柄）が少しマンネリ化しているという点は否めないけれど、それでも僕は結構好きで、今作は彼女の久しぶりの当たり役なのではないかな。

夫（ケヴィン・ベーコン）の浮気に愛想を尽かせて、息子2人を連れて理想の夫を探しに旅に出る母親（ルネー）の話。今回のコンペのアメリカ映画の中ではもっとも軽いタッチの作品かもしれないけれど、でも一番良かったのではないかな。どうかな。

少し時間が空いてしまったので、3本目はマーケット試写で、（特に見る予定のなかった）ケヴィン・スペイシー主演のアメリカ映画。

その後にミーティングが2本入り、それから「フォーラム」部門でタイ映画とドイツ映画。

今日は上映を22時に切り上げ、フランスの映画会社の面々と、ニューヨークのトライベッカ映画祭のスタッフ達と飲みに行って、おまけにビリヤードなんかしちゃったりして、1時半にホテル帰還。

さて、いよいよ、春のヨーロッパ行脚大合宿も明日をもって最終日。最後にまた良い出会いがありますように･･･。

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