「キャラメル」

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　2007年／レバノン、フランス　監督／ナディーン・ラバキー　出演／ナディーン・ラバキー　　　　　ヤスミーン・アル＝マスリー　　　　　ジョアンナ・ムカルゼル　レバノンを舞台にした作品って珍しいよなあ・・・と思い観賞。　ベイルートにあるヘアエステサロンのオーナー、ラヤールは不倫中の恋人からの連絡を待ち続ける日々。サロンで働くニスリンは婚約中の恋人に打ち明けられない過去がある。シャンプー担当のリマは同性愛者。サロンに通うジャマルは年を重ねる自分を受け入れられない。そして近所に住む仕立て屋のローズは年老いた姉を抱え、既に自分の人生をあきらめていた・・・というストーリー。　レバノンが舞台でも、地域による特殊性はなく、５人の女性が抱えるそれぞれの悩みは世界共通と言えよう。まあ、ところどころ宗教というか・・・お国柄があるけれど。例えば、高級ホテルに恋人と二人で泊まろうと思ったら、結婚している証拠を求められるところとか、結婚する時は処女でなきゃいけない、とかね。でもまあ、日本もそういうところは昔はうるさかっただろうしなあ・・・。　主人公のラヤールを演じたのは、なんとこの作品の監督でもあるナディーン・ラバキー。彼女は脚本も手掛けたそうで、綺麗な上に才能まであってスゴイなあ、と感心することしきり。　ところで、題名の「キャラメル」。なんと、脱毛に使用してるとは・・・。脱毛テープみたいなもんだろうけど・・・痛いよあれ。お肌かえって荒れないのかしら・・・と思っちゃいました。特に男の人の髭は・・・普通に剃刀で剃ればいいのでは（汗）。　どの国の女性達にも受け入れられる作品ではないでしょうか。面白かったです。あと、彼女達のファッションが華やかで、それも良かったですね。（ユーロスペース）

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