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実は今回のナパ・バレー行、ホテルも大きな目的でありまして。

ホテルの名前は、「ガイア・ナパ・バレーホテル&スパ」といいます。

「ガイア(GAIA:大地の女神)」という名前から

ピンと来た方もいるでしょうか。

そう。ここは、アメリカで一番環境にやさしい!ホテルなんです。

えー、ちょっと詳しく説明しますと。

アメリカには、米国グリーンビルディング協会(USGBC)という

建築業の非営利団体がありまして、

「LEED」という環境配慮型ビルの格付け制度を制定しています。

認定ポイントは、環境を維持できる形での開発、水資源の節約、

電力効率、代替エネルギー導入、

それから建材の有効利用、快適性まで、幅広いものだそうです。

そのLEEDの「ゴールド認定」を世界で初めて取得したホテルが、

このガイア・ナパ・バレーというわけです。

ホテルでは、太陽光発電設備はもちろん、

天窓からの自然採光、断熱性の高い窓ガラスや太陽光の効率的反射などで

同じ規模のホテルと比べて消費電力は26%少ないとか。

さらに水の再利用や節水型のシャワー、トイレによって

40%の節水も実現したそうです。

これらのメータは、ホテルで使用されている電気、水の量と

二酸化炭素の排出量を表示。

低燃費車、燃費の良い車専用の駐車場。

ホテルのロビー。

外光を採り入れる大型窓ガラスなど環境に配慮したデザイン。

客室には、あのアル・ゴア氏の「不都合な真実」が。

ホテルの庭では白鳥がのんびりと…



アメリカの生活は、日本よりもエコじゃないな、

と感じることがよくあります。

例えば、ゴミは細かく分別しない、

水洗トイレの水も日本みたいに「大」と「小」を分けていない、

洗濯物も室内や室外で干さず、もっぱら乾燥機を使う…

そんなアメリカに誕生した超エコホテル。

たくさんの人(自分も含めて)が、ここに泊ったことをきっかけに、

環境への思いやりを実践していけるといいな、と思うのです。

そうそう、このホテルを建てたオーナーは張文毅さんといって、

台湾出身の中華系の人。

それも私としては、誇らしいことの一つです。

オフィシャルサイトは、こちら。

ガイア・ナパ・バレーホテル&スパ(Gaia Napa Valley)

http://www.gaianapavalleyhotel.com

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