[okita] 波瀾万丈のタイ在住日本人ケンジさんがテレビに！

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▲バンコクでお会いした時の福井ケンジさん

以前このブログで、小説家の吉田修一氏とのバンコク旅行について書いたが、その時にシナハンのコーディネーターをしてくれたケンジさんが、BS朝日で放送される

『ZOOM ASIA』という番組でフィーチャーされる。石川次郎さんの紀行番組の第２回目、タイで暮らす４人の日本人の目から見たその国の魅力を探るという趣向。その中でケンジさんはゲイの視点で現代のタイを紹介するという。

ケンジさんは六本木にあった編集者や文壇関係者が集まる伝説のバーでボーイをしていた時に、日本に学びに来ていた美容学校留学生のタイ人男性にひと目惚れし、彼が帰国するのを機に、全てを投げ打ってバンコクに追っかけて行ったという、情熱の人。その後苦労して彼をサポートし続け、高級ホテルのサロンの店長にまでに成功に導いて行くが、安堵していた矢先に彼がエイズを発症。今度は入院先まで日参して看病し、医療費を彼に捧げるも、数ヶ月後には彼はケンジさんの腕の中で息絶えてしまう。そんな波瀾万丈の人生をバックボーンに語る、ケンジさんにとってのタイとはどんなものなのだろう。

昨年の夏にバンコクへ赴いた際、ケンジさんと再会した。彼は“Frienz”(1st Fl., Serm-Mit Tower, Sukumvit Soi 21 (Asoke) / TEL [phone])という日本料理レストランをオープンしていた。僕はサラダうどんを食べたのだけど、上にごまのドレッシングと一緒にマヨネーズがぶっかけられていて、さすがケンジさん、恋愛も食も濃いめがお好きなんだな、と心の中で微笑んでしまった。

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